二世帯住宅に住むぼくの、妻へのひそかな罪悪感

二世帯住宅は広ーいリビングがありません。

1階はまるっとリビングでくつろいだり、友人を招く場所。
2階は居住スペース。

みたいな空間を広々と使った家が増えていますよね。

人によって好みはあると思いますが、ぼくの妻はそういう家が大好きです。

友人や知人が新居のお披露目をしてくれるということでお呼ばれするタイミングは今までに何度かありました。

そんなときに妻が目を輝かせながら
「リビング広ーい、デザイン素敵ーキッチン広ーい。いいなー」
これが結構気まずく、針のむしろに座っているような気分になっちゃいます。

(「ごめんな、うちはリビング狭いし君は家のデザインを自分で決めたこともない」)

と心の中で謝っています。

ぼくは妻と結婚する前に二世帯住宅を建ててしまっています。
妻は家を建てたことがありません。
おしゃれな家に行くと妻は目を輝かせています。

純粋に友人の新居を楽しんでいるだけなのにぼくは地味にプレッシャー。

妻は二世帯住宅に住むことは納得して結婚してくれました。

でも…

おしゃれが好きで、家具も、服もモノならなんでも好きな彼女は、家のデザインも自分で決めたかったに違いありません。

家の見た目やデザインを決める機会をそこなわせてしまった。
彼女の夢を、一つ奪ってしまったのかもしれない。

そう思うと、胸が締め付けられるような思いがします。

二世帯住宅に対してあまり不満を言わない妻ですが、自分で決められなかったことだけはかなり不満を持っているみたいです。

ごめん