育ってきた環境も時代も違うからルールはあったほうが良い。
でも、なくても良いルールもあると思います。
二世帯住宅の同居ルールを考えるときは、すべてを最初から細かく決める必要はありません。わが家でも、お金以外はかなり曖昧です。
ただ、その曖昧さに甘えて親世帯に任せていることもあります。この記事では実際の暮らしを振り返りながら、「決めないと誰かに負担が偏ること」と「義務にすると息苦しくなること」を分けます。
- 費用・共用部分・地域の役割は、担当や支払いが曖昧だと負担が見えにくい
- 食事・行事・挨拶・外出の報告は、毎回の義務にすると自由が減る
- 一度決めた内容も、暮らしが変わったら話し直してよい
同居全体の困りごとを先に整理したい方は、二世帯住宅で快適に暮らすコツから、気になるテーマを選んでみてください。
決めておいた方が良いルール
- お金の支払い分担
- 共用スペースの使い方、管理者
- 町内会への参加など
- 干渉しないでほしいこと
くらいじゃないでしょうか。
お金は大事
お金はさすがに決めておかないとトラブルだらけです。
うちは水道代だけ親世帯に払ってもらって、少し家賃的な感じでもらっています。
支払い先の口座が親側にあるとのちのち面倒になりそうなので、徐々に変更していきました。
この経験から、金額だけでなく「誰が何を払い、誰の口座から引き落とされ、いつ精算するか」を見えるようにしておくことが大切だと感じました。
水道代を受け取っていても、ほかの固定費や修繕費まで同じ割合で負担しているわけではありません。わが家の分担を、そのまま別の家庭の正解にはできないです。
費用の話し合いで先に確認すること
- 電気・水道・通信など、請求が一つにまとまる費用はどれか
- 引き落とし口座の名義と、立て替えた分の精算方法
- 共用部の修繕や消耗品を、誰が判断して買うか
- 負担額を見直す時期と、収入や生活人数が変わったときの相談先
「折半」の一言だけでは、使用量や契約名義の違いが残ります。まず現在の請求書と支払い先を書き出してから話すと、感情論になりにくいはずです。
光熱費の請求が一緒なら、メーターが1つの家庭の光熱費の分け方で、折半・人数割・比率の調整と精算例を確認できます。
食材の購入費は、二世帯同居の食費分担へ。費用の種類に合わせて話し合ってみてください。
生活費の約束が今の家計に合わなくなった場合は、親との生活費の取り決めを見直す伝え方で、話し合いの準備と変更の確認方法を整理できます。
共用スペース問題
共用スペースはうちの場合は庭と駐車場、段ボール置き場。あと溝(掃除)くらいです。
うちは曖昧なので今後決めたほうが良いなと思っている部分。
段ボールとかは庭の雨除けの下に置いているので、結構片付けてもらってます。
こちらの方が断然通販をしているので、多分ちょっと怒ってる。そろそろ改善しなければ。
ほかもなんとなく分担しています。
段ボールのように「気づいた人がやる」状態は、気づく人がいつも同じなら負担になります。自分たちの荷物なら自分たちで畳む、置き場がいっぱいになる前に出す、という小さなところから決め直したいです。
親世帯が片付けてくれることに感謝しつつ、頼り切りにしないのが目標です。
共用スペースは場所ごとに決める
- 庭・駐車場・通路など、誰が使う場所かを洗い出す
- 掃除、ゴミ出し、片付けの担当と頻度を決める
- ものを置いてよい範囲と、困ったときに声をかける相手を決める
毎日の細かい行動まで監視するより、「片付いていないと誰が困るか」を共有するほうが続けやすいと思います。宅配が多い家庭なら、置き配や受け取りの境界も確認しておくとよさそうです。
友人や親戚を呼ぶときも、共用の場所と応対する人を確認します。二世帯住宅の来客ルールでは、事前連絡と許可を分け、駐車場・挨拶・準備・宿泊を相談するメモをまとめています。
干渉しない範囲と、困ったときの相談先
距離感は「仲良くする・しない」の二択より、場面ごとに分けると話しやすくなります。生活への口出し、部屋への出入り、親への伝え役は別の問題として確認してみてください。
- 私生活への口出しを減らしたい:親子がほどよく干渉しないための伝え方
- 別世帯の部屋へ入る範囲を決めたい:玄関と立ち入りのルール
- 妻から自分の親へ伝えにくい:夫が間に入って調整するときの考え方
家事や買い物、送迎の頼まれごとが負担になっているときは、二世帯住宅で頼まれごとを断る伝え方で、今回の返事と継続する担当の見直しを分けて整理できます。
町内会など
- 公園の掃除
- 祭りの屋台
- 回覧板
全て親世帯。
親世帯と同世代がまだ町内会に参加しているのでまあ良いかなーと甘えています。
でもそろそろ掃除くらいは行かないと不満に思ってそう。
町内会の行事は、参加するかどうかだけでなく、案内を受け取る人や当日の連絡先も曖昧になりがちです。今まで親世帯が担当してきたから今後もずっと同じ、とは決めつけないほうがいい。
まず親世帯に年間の作業を聞き、子世帯でもできる仕事を一つ引き受けるところから考えています。
- 年間でどんな当番や行事があるか聞く
- 出席できない場合の連絡方法を確認する
- 親世帯が負担に感じている作業を確かめる
決めたほうが良いと思いつつも我が家はお金以外ほぼ適当です。
我慢してもらってる部分が多いかもしれません。
決めないほうが良いルール
- 週1(月1)食事をしようね
- 年1回一緒に旅行に行こうね
- 朝と夜の挨拶はしようね
- 行き先を伝える
みたいな感じ。
これらは、したいときにする分には楽しいことです。ただ「必ず」「毎回」と決めた瞬間、断りづらくなります。
親子でも世帯は別。予定や体調が合わないときに気兼ねなく断れる余地を残すほうが、長く付き合いやすいと思います。
- 必要な連絡と、毎日の行動報告を分ける
- 誘いは断っても次に気まずくならない形にする
- 「月1回」などの固定回数より、その都度予定を合わせる
イベントは少なめに
楽しいイベントもずっと続くと面倒になります。
仲間内でルーティン化した誕生日会、これ何歳まで続けるの?10人もいたらさすがに大変なんだけど…
みたいなことありませんでした?
毎月同じようなイベントがあると家族でも絶対飽きます。
だからうちは定期イベントは誕生日だけ。
誕生日会めんどくさいみたいな例を出しといてなんやねんって感じですが笑
旅行とかお食事会みたいなのは絶対やりません。
妻がやりたいって言ったときだけ。
一緒に食べる機会をゼロにすべき、という意味ではありません。妻が参加したいとき、双方の予定と準備する人の都合が合うときに誘い合えば十分です。
食事を習慣にする前に、誰が買い物や片付けをするのか、断ったらどう受け取るのかを話しておくほうが大切。
普段の食事を分ける考え方は二世帯住宅の食事を別にする記事、一緒に食べる頻度は食事会の記事で詳しく書いています。
挨拶問題
結構ストレスを感じているご家庭が多いみたい。
うちはわざわざ下に行って挨拶をすることはありません。
会ったらもちろんします。玄関を通るときはさすがにします。
行ってきます。行ってらっしゃい。ただいまおかえりおはよう。
言いに行くことはないけど、ちゃんとしてます。
「会ったら挨拶する」と「挨拶のために毎回会いに行く」は別の話です。
前者は自然にできても、後者をルールにすると、忙しい朝や帰宅が遅い日まで相手の予定を気にすることになります。わが家のやり方は、顔を合わせたときに声をかける、という程度です。
- 偶然会ったときの挨拶はする
- 会わなかった日は、わざわざ探して挨拶しない
- 急ぎの連絡は、挨拶とは別に伝える
挨拶をめぐる距離感は、挨拶のために会いに行かない暮らし方にもまとめています。
出かけるたびに行き先を伝えるべきかは、外出先を伝える話で切り分けています。
会いに行く代わりにLINEや電話を使う場合も、すぐ返す義務まで増やさないようにしたいです。LINE・電話・返信の連絡ルールでは、お知らせと依頼、返事の期限、家族グループの使い分けを整理しています。
うちは挨拶を強制されていないのでトラブルは起きていません。
でもネット記事やXのポストを見ると、
- ルーティン化した挨拶
- 出かけるとき行き先を伝える
こういったことにストレスを感じている方が多い印象。
挨拶を強制するなら、強制したい側が言いにくればいいじゃないかな~違うのかな~
会いに行くって地味にだるいじゃん。
って思うんですが、挨拶をルール化する親世帯からめちゃくちゃ批判されそうです。
でも多分みんな思ってる。
二世帯住宅のルールまとめ
というわけで今回は
- 決めたほうが良いルール
- 決めないでも良いんじゃないかと思っているルール
についてお伝えしました。
お家によっていろいろあると思いますが、ルールによって上下関係が作られることが問題です。
ルールもうまく使えば、生活しやすくなるはず。定期的に考えながら思考停止せず、話し合いと改善で良い環境を作っていきたいですね。
ぼくも今回書いてみて親世帯に頼りっぱなしな部分が見えました。
改善してみます。