二世帯住宅にストレスを感じていませんか?感じないわけがない。
- 二世帯住宅に住むのは受け入れた!
- どうにか快適に過ごしたい
- 義両親が嫌いなわけじゃない
- もう少し改善してほしいことがある
- 旦那もうちょっと動いて!話して!
- 改善する気がするし、不満も少しは減ると思う
って意見も多いと思います。
ぼくは二世帯住宅に11年住んでいます。
ストレスを感じず生活してこれたとは思っていません。
妻にもストレスを感じさせてしまったことも多々あります。
でもその都度改善し、話し合い、
少しでも快適に暮らせるようにしてきました。
妻のストレスを放置せず、旦那が本気で動けば
すこーしずつ改善します。
1つずつ原因を潰していくと、快適さは変化するはずです。
ずっと放置することが一番危険
こんなあなたに見てほしい
- 今、二世帯住宅に住んでいるけどうまくいっていない
- 二世帯住宅じゃないけど親世帯と同居中
- これから二世帯住宅を建てようと思っている
ご自分や両親たちに照らし合わせてみてください。
意識するかしないかで、揉めごと、イライラは少しずつ減っていきます。
- 生活習慣やリズムの違い
- 外出するときに監視されている気がする
- 姑の子育てへの口出し
- 動かない旦那
- 板挟みになる旦那
どれもこれも、一番大切なのは当然話し合いです。
でも建てる前なら違います。
引き返すことももちろんできる!
間取りをもっとしっかり話し合っておくこともできる!
建てる前ならなんでもできる!
「でも、どうにもならなかった!もう建ってるんだよ。」
文句はあるけど快適に過ごせるならどうにかしたい。
そんな思い誰しもあるはず。
そう思えないなら、同居解消かもしくは最悪パターンも視野に入ってきます。
そうならないために!
まだどうにかしたいという気持ちがある方
ぜひこの記事を最後まで見ていただきたいです。
1.二世帯で同居をする前に同棲をする(できれば結婚前)
妻とは結婚前に同棲をしました。
- お互いのライフスタイルを知るため
- 同居が決まっていたので、二人だけの生活を楽しむため
結婚前に同棲をしておいた方がスムーズに結婚生活を送れます。
二世帯だからというのは関係ないかもしれませんが、大切なことだと思います。
僕の場合は独身時代に二世帯住宅を建ててしまっていたので
”結婚=同居”
でした。
二人きりでの生活を全くできないため、妻の強い希望で同棲から始めることになりました。
この期間があったおかげで、妻もすっきりしたと言っています。
僕らのパターンは特殊ですけどね…。
二世帯住宅ではないとしても
結婚後すぐに同居をする場合でも、二人きりの生活を楽しんでからのほうが良いのではないかなと僕は思います。
2.同居した経験がある
二世帯住宅は建ててしまったら終わりです。(終わりですw)
相当お金に余裕がない限り、別居を選択することは難しいです。
二世帯住宅は売却も難しい
少しの期間でも同居した後に、双方同意の上で二世帯住宅を建てる方が良いです。
二世帯住宅を建てるまでに、夫婦だけではなく、親世帯のライフスタイルや性格も少し理解しておきたいところ。
一人暮らしを経て両親とすぐ住む場合は、自分の両親でさえも疎ましく感じる可能性も高いですよね。
合わないと思ったら、なんとしても建てない方向にもっていくべきです。
だから期間限定でも少しの荷物だけ持って同居をしてみるのもアリではないかなと思います。
さすがに1週間くらいだとお客様感が拭えない気がするので、1ヶ月くらいでしょうか。
3.両親(親世帯)になるべくおとなしくしてもらう
両親が細かいと結構しんどいです。
ぼくには多少うるさくても大丈夫です。でも妻や子どもに対し過剰な反応をされたらキツイなーと思っていました。
対策
- 結婚前に親子で話し合っておく(妻には自由にさせてほしい)
- 子どもの育て方はあまり口出ししないでほしい(子どもが生まれる前)
4.子どもの足音、声などに寛大
生活音は2階から1階に響きます。
下の音が上にガンガン響くことはほぼほぼありません。
一般的に2階が子世帯なので、文句が出そうなのは下の階の親世帯です。
将来的に上がれなくなる可能性も考えると無難な間取りですよね。
個人的には下の方が子どもが伸び伸びと過ごせると思うんですけどね。
- 子どもの走り回る音
- 深夜の玄関の開閉音
- 風呂の水を流す音(意外とでかい)
親世帯に知っておいてもらった方が良いポイントはこのあたり。
▼うちの場合
うちの息子たちはめちゃめちゃうるさいですが、全く文句を言われたことがないので助かっています。
5.妻が一人で外出することにうるさくない
妻はもともと飲み会や出歩くのが大好きです。
子どもが1歳くらいになったころから結構出歩いていますが、文句を言われていたらストレスで「ワー!!!」ってなっていたと思います。
- 言われないのがベスト→言わないでほしいことをあらかじめ伝える
- 言われていても旦那が守る
昔の考えで女性は外に飲み歩くな、みたいなのもあったりしますし、旦那がそういうタイプの場合もあるとたまに聞きます。
でも今の時代結婚してそんな環境に置かれたら
「しくったわー離婚したいー」
ってなりますよね。
女性の自由を奪う人からは、絶対旦那が守るべきです。
数年の間はおばあちゃんもいたので、ぶっちゃけ少し言われることがありました。
でも直接妻に言うことはなかったので、僕が「絶対直接言わんでね、時代が違うから良いんよ」と言って対応していました。
6.両親が妻に直接苦言を言わない(僕にまず言う)
妻に文句を言わせない。
結婚前に両親と話し合いをして決めました。
同居開始後、たまーにおばあちゃん(僕の母)がイライラしていることは見かけますが、口には出さないでくれています。
僕に言ってくることはありますし、「なんかあったら言って」と伝えています。
間に挟まれてストレスに感じない方が、二世帯住宅に向いていると思います。
二世帯住宅というと、親子関係じゃない側(うちの場合は妻)が我慢する人(被害者)みたいになりがちです。
でも意外と親子の(子)が間に挟まれてしんどいってパターンも多いみたい。
7.面倒なルールは作らない

ルールはあったほうが良いと書かれていることが多いです。
でも我が家に細かいルールはありません。
過干渉しない、お金のルールはきちんと決める。
このくらいです。
8.おはよう、おやすみの挨拶をしないといけない→×
おはよう、おやすみ:あれば良いけど絶対ではない(会えば言ってる)
行ってきます、ただいま:玄関を通るのでさすがに言う
このくらいラフな感じです。
もちろん会ったら挨拶しますが、親戚の家に泊まったときみたいに
「おじいちゃん(おっちゃん)に挨拶してきなさい!」
みたいなのはめんどくさすぎます。
僕も朝一わざわざおはようと言いに下りるのは面倒なので、妻子にも一切求めません。
親世帯から怒られることもないし、親がおはようと言いに来ることもないです。
会えば挨拶するので全く問題ないです。
9.出かける場所を言う→×
出かける前に「〇〇に行ってきます」など言っていません。
子どもじゃないんだから自分からは特に言いません。
聞かれたら答えます。
「行ってきます」は下を通るので言ってます。
子どもたちには「玄関を通るときは行ってきます、ただいまは言おうね」とは教えています。
10.月1回一緒に食事をする→×
同居してるからこそたまには交流を
みたいなルールはうちにはありません。
盆、正月にご飯。誕生日はケーキを一緒に食べる
このくらいはやっています。
これもストレスな方は、全てなしでも良いかなと。
僕はめんどくさがっていますが、妻がこういう行事は大切に思ってくれています。感謝。
11.頻繁に2階に上がってこない
1日に何度も2階に上がってこられるとすごくしんどいですよね。
実家で暮らしていた高校生のころも、自分の部屋に両親が来るとしんどかったものです。
それを大人になってもされるとすごくしんどい。
さらに妻は他人なのに…
ってなってしまうので、ある程度の距離感はやはり必要。
- 用事があるときはOK
- 頻繁ではなければOK
- 居座られなければOK
みたいな感じで軽くルールは決めておいた方が良いですね。
12.妻も居心地の良い間取りを意識する

ぶっちゃけ間取りは失敗しました。
でも妻が過ごしやすい環境づくりは後からでもできます。
絶対に考えておいた方が良いのは、キッチン風呂トイレ。
13.キッチン、風呂、トイレは別がベスト
キッチン、風呂、トイレが別はめちゃくちゃ大切です。
トイレは現代の家だとだいたい2階にもつけるはずなので大丈夫ですかね。
ただ、キッチンは別だけど、風呂は一緒みたいな話はたまに聞きます。
「風呂が一緒だと半同居みたいな感じじゃない?」
と思っちゃいます。
間取り的に風呂を増やすと厳しいということもあるでしょう。
キッチンよりは風呂を我慢するってなるのもわかります。
▼風呂を共有にするリスク
- 風呂は人数がたくさん入れば入るほど汚れる
- 女性(妻)が嫌がる可能性が高い
- 掃除の分担で揉めそう
- 顔を合わせる回数が増える
って感じなので絶対分けたほうが良いです。
14.妻の部屋を作る(妻が一人になれる場所)
うちの場合は同居開始時に、将来の息子部屋を一旦妻の部屋にしました。
化粧をするお部屋が別にあるというだけで、結構喜んでくれました。
最初のころはリビングで過ごすことが多かったので、活用していませんでした。
でも今はフルリモートなのでフル活用。妻の部屋にしておいてよかったと思っています。
今後、子ども部屋が必要になった場合「どうしようかなー」と悩むかもしれませんけどね。
その都度みんなが幸せになれる方法を考えていこうっていう方針です。
15.親世帯と仲がいい
妻のことを考え、守るというのは当然ですが、それだけでは親世帯の不満も溜まりかねません。
親の要望も聞いてうまく立ち回れるようになると良いですよね。
二世帯住宅で住むということは
- それなりに最初から仲が良い
- 夫側(妻側)の意見を押し通された
というパターンが考えられます。
最初から円満にスタートできていない場合は、ほぼほぼ失敗すると思ったほうが良いです。
最初は仲が良かった場合は、程よい距離感で仲の良い関係を続けたいですよね。
16.親の助けをする
- ネット関係に弱い
- 重いものを持てなくなってきている
- 庭仕事(共有なので自分がやる)
このくらいの手助けはしています。
手助けというか、頼られたら「いいよ~」ってくらいのラフな仲の良さです。
逆に子世帯の朝は子どもを園に送ったりでバタバタなので、ゴミ出しをやってくれています。
子どもの送迎が完全になくなれば、ゴミ出しも僕がやろうかなって感じですね。
17.子どものお迎えをお願いできる関係性
子どもの送迎どちらもとは言いませんが、こども園や習い事の迎えは祖父母に手伝ってもらっています。
送りが僕、迎えがおじいちゃん、みたいな感じ。
送迎を協力してもらえているからこそ、我が家は共働きを継続できています。
保育園からはたまに電話がかかってくるので、どうしても抜けられないときは祖父に頼んでいます。
18.誕生日パーティーは一緒に祝う
月1で一緒にご飯を食べたりするルールはありません。
でも誕生日だけは一緒にケーキを食べています。
一緒に食べることに関して、妻は全く不満に思っていませんが、唯一不満なことが一点。
▼妻の不満
1階でケーキや集合写真を撮ると映えない
SNSに載せたいだけだと思いますが、ガチ勢ではないのでそこまでガチの不満ではないと思います。
19.自分の親に対し、きちんと意見を言える

二世帯住宅あるあるで、旦那側の家族と同居の場合、
旦那家族 VS 妻
みたいな構造になっている話を見かけることがあります。(SNSで)
その場合って
- 旦那が自分の母親に未だに甘えている
- 自分の意見を言えていない
- マザコン(「俺の親に失礼だぞ!おまえが言ううこと聞けよ!」みたいな)
こんな場合が多いんじゃないでしょうか。(ちょっと馬鹿にしてすみません)
20.子どもの育て方や勉強などあまりうるさくない(直接言わない)
子どもへの教育に口を出してこられたら結構面倒ですよね。
人生の先輩としてのアドバイスでありがたいですが、時代も変わっているので昔の子育て論とは違うこともあります。
- 親世帯側:甘やかしてばっかりで!
- 子世帯側:今と昔は違うんよ!
みたいなことがあまり起きないようにしたいところです。
▼うちでやっていること
「じーじばーばが見てくれるおかげでいつも助かっています」
と感謝しつつ、最近の子育て論をたまにLINEで共有してます。
◎自分の意見ではなく、専門家の意見や本の情報をシェアするのがポイント
21.支払いはきっちり分担(片方に支払い能力がないと詰む)

揉めるとすれば、ライフスタイルかお金ですよね。
特にお金はきっちりしたほうが良いです。
うちは契約上リレーローンなので、その通りにしました。
- 10年目まで→僕らが家賃を払う形(電気代は別)
- 11年目以降→僕らが家賃をもらう形
結婚した時点で6年くらい経過していたので、夫婦として家賃を払っていた期間は4年前後です。
固定資産税や大きなお金が出ていくときは、子世帯が負担しています。
今後リフォームが発生したり、修繕費用が掛かる場合も子世帯の予定です。
庭は僕が趣味でいじっているのでお小遣いからって感じ(涙)
22.配達トラブルが起きないように対策
二世帯住宅で多い配達トラブル。
インターホンの増設や宅配ボックスで対策するのが良さそうです。
うちは両親に対応してもらうことが多いので今後の課題の一つ。
配達トラブルは家庭内だけではなく、配達員さんも巻き込んでしまうパターンも多いので注意が必要です。
玄関が2つある場合のほうが意外とトラブルに発展するケースが多いみたいです。
二世帯住宅でうまくいくパターンまとめ

我が家の場合は、特に僕が妻に負い目を感じているので、妻に気遣って仕組みを考えました。
二世帯住宅に住むこと自体もしかすると嫌だったかもしれません。
でも一度も「無理」ということを言われたことがないので、本当に感謝しています。
結果論ですが、共働きを続けたかったので、祖父母なしでは今の生活は成り立っていないのも事実。
でもうまくいくためには、
- ポジティブな考え方
- うまくいくための仕組みや考え方
- 話し合い
これらを重視し、共有する必要がありました。
話し合いなしで、なんとなくで住み始めでも二世帯住宅はとても難しいと思います。
- これから二世帯住宅を建てようと思っている方
- 今、二世帯住宅に住んでいるけどうまくいっていない方
- 二世帯住宅じゃないけど親世帯と同居中の方
こんな方にとって、今回のnoteが少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。