二世帯住宅で、親世帯と一緒に食事をする日は決めていますか? 「月に1回くらいなら」と始めても、準備や片付けまで考えると負担に感じることもあると思います。
うちは「定期的に一緒に食べよう」というルールを作っていません。
一緒に食べるのは、年に1回、多くても2回くらいのイベントのとき。それが、ぼくたちには合っています。
ただし、この回数をほかの家庭にもすすめたいわけではありません。この記事では、わが家のやり方をもとに、無理のない頻度の決め方と、負担になったときの伝え方を考えてみます。
わが家は年1〜2回くらい。食事会を定例にしない
うちは1階と2階、それぞれにキッチンがあります。ふだんは食事を別にしていて、一緒に食べるのは従妹が来たときや、妻の実家に帰らない正月などです。
毎月の予定にしてしまうと、ぼく自身もだんだん面倒に感じそうなんですよね。
「家族なんだから集まらないと」になると、楽しい食事のはずが義務になってしまう。だから、定期イベントにはしていません。
集まるときも、手料理をたくさん持ち寄る形にはしていません。寿司をテイクアウトしたり、おせちを買ったり。
母が汁物だけ作ってくれることはありますが、料理の準備を頑張りすぎない形です。
普段の食事を別にして感じたことや、日々の運用は、二世帯住宅の食事を別にするメリットと気をつけたいことにまとめています。
食事の頻度は「月何回」より、準備する人の負担から
食事会の頻度を決めるなら、ぼくはまず、準備を担当する人の話を聞いたほうがいいと思います。食べに行くだけの人と、献立を考えて買い物をする人では、同じ1回でも負担が違います。
話し合うときは、次のような点を確認してみてください。
- 買い物・調理・配膳・片付けは、誰がするのか。
- 仕事や子どもの予定を変えないと参加できない人はいないか。
- 誘いを断ったとき、気まずくならずに済むか。
- 家で手料理を食べたいのか、顔を合わせて話せればよいのか。
たとえば、料理の準備が負担なら、回数を減らす以外に買ってきた物で済ませる方法もあります。予定を合わせるのが大変なら、毎月の固定日をやめて、その都度相談する形も考えられます。
「一緒に食べたくない」の一言で終わらせず、何がしんどいのかを分けてみる。そこがわかると、変えたいことを伝えやすくなると思います。
頻度を決める前に、一回の手間を見えるようにする
「月に一回くらいなら」と言う側が食べに行くだけなら、準備する人との負担の感じ方は違います。食事会には、食べている時間の前後にも作業があります。
- 献立を考える
- 人数分を買う
- 子どもが食べられる物を用意する
- 机と椅子を出す
- 食後に片付ける
まず、一回集まるときに何をしたかを振り返ってみてください。次に続けるなら、誰がどこを担当するか話してみましょう。
料理を親世帯へ任せるなら、子世帯が注文や片付けを引き受ける方法もあります。
作業を分けても負担なら、次のような形も考えられます。
- 頻度を減らす
- 外で食べる
- 集まること自体を休む
回数はその後で決めれば十分です。
一緒に食べる日に、先に決めておきたいこと
料理・場所・片付けまで、一つの予定として考える
一緒に食べるとなると、料理だけでなく、椅子や机をどうするかも地味に面倒です。うちも、そこはどうにか頑張っています。笑
提案としては、「集まる日」と一緒に、次のことまで決めておくとよさそうです。
- 料理をどう用意するか
- どこで食べるか
- 片付けを誰がするか
誘った人だけ、あるいはいつも同じ人だけに作業が偏っていないかも見ておきたいですね。
子どもの分や座る場所も、当日になってから困りやすい
わが家でも、一緒に食べるときは椅子や机をどうするかが意外と面倒です。大人だけなら何とかなる人数でも、子どもが加わると座る場所や食べる物が変わります。
わが家では子どもの分に唐揚げなどを用意することがあります。毎回立派な手料理を揃えなければ、と考えなくていいと思っています。
集まる前に次の点を短く確認するだけで、当日「誰がやるの?」となる場面を減らせます。食事会を企画する人が全てを抱えないための確認です。
- 人数
- 場所
- 子どもの食事
- 食器
- 片付けの担当
支払いは注文する前に確認する
うちは折半にしたり、ぼくが出したりしていて、今のところ食事会の支払いでトラブルにはなっていません。でも、何も決めないままだと「どうする? うちだけ払うの?」とモヤモヤしそうです。
「今日はうちが払うね」「今回は世帯ごとに分けよう」など、注文する前に確認するのがおすすめです。これは伝え方の例で、実際にわが家で交わした会話の引用ではありません。
人数や食べる量に差がある場合は、いつも折半でよいかも相談しておきたいところ。詳しくは同居・二世帯住宅の食費分担を決めるポイントも参考にしてください。
食事の誘いを断るときの伝え方
親世帯からの誘いを断る前に、まず夫婦で希望をそろえておきたいです。
今回は休みたいのか、毎月の食事会そのものをやめたいのか。それが曖昧だと、次の誘いでも同じことで悩みます。
ぼくが自分の親に伝えるなら、「妻が嫌がっているから」で済ませず、自分も含めた夫婦の考えとして話したいです。相手にだけ断る役を任せるのは、やっぱりしんどいと思うので。
以下は、状況に合わせて言い換えるための例文です。わが家の実際の発言ではありません。
- 今回だけ休みたいとき:「誘ってくれてありがとう。今回は家族でゆっくり過ごしたいから、別に食べるね」
- 定期的な食事会をやめたいとき:「毎月だと予定を合わせるのが負担になってきたから、固定にするのはやめたい。集まるときは、その都度相談しよう」
- 手料理の準備を減らしたいとき:「集まるのはいいけど、料理を用意するのが大変なんだ。今回は買ってきた物にしない?」
断ることと、次の日程を決めることを分ける
できない約束をして、その場だけ乗り切らないことも大事だと思います。「来週なら必ず」と言ってしまうと、また気が重くなる。
別の日に集まりたいなら提案する。まだ決めたくないなら、無理に日程を出さなくてもよいのではないでしょうか。
親世帯の「一緒に食べたい」と子世帯の負担を両方聞く
親が誘うのは、単に食事を振る舞いたいからかもしれません。孫と話す時間がほしいからかもしれません。
理由が違えば、答えも変わります。顔を合わせたいだけなら、長い食事会の代わりに短くお茶を飲む形も考えられます。
ただし、代案まで必ず用意しなければならないわけではありません。
子世帯の側も「呼ばれたら断れない」「今度は自分たちが招待しないと悪い」と思うと、月一回でも重く感じます。
何がつらいのかを夫婦で先に確認し、親世帯には自分の親である側から伝える。回数だけでなく、準備と片付け、断れる余地まで含めて無理のない形にしたいですね。
次の食事会を決める前の確認
次の三つを確かめると、次を「また同じように」と決めてよいか見えてきます。
- 前回の食事会で、準備した人は疲れていなかったか。
- 費用の負担にモヤモヤは残らなかったか。
- 子どもの予定を無理に動かしていなかったか。
家族の予定が変わるなら、決めた頻度は何度でも見直して構いません。ふだんの食事を別にするかどうかは食事を別にしているわが家の暮らしで、費用の相談は同居の食費分担で詳しく扱っています。
一度決めた頻度も、しんどくなったら見直していい
共働きのわが家では、なるべく二人同時に残業しないようスケジュールを共有しています。
残業しないほうがご飯を作り、作らなかったほうが洗い物をする。食洗機に入れるだけだったりしますが。
そんな日々の都合もあるので、食事会だけを先に固定すると無理が出ることもあると思います。忙しさや子どもの予定が変わったら、前に決めた回数にこだわらず、相談し直していいはずです。
一緒に食べる日は、誰かが我慢して続けるより、参加する人が無理なく過ごせる形にしたいですね。うちはそのために、食事会を定例にしないようにしています。
ほかの生活習慣もあわせて見直したい方は、同居で決めておきたいルールや、二世帯住宅で快適に暮らすコツも読んでみてください。