わが家は二世帯住宅。独身時代、20代の僕が建てた家です。
「え、なんで?」
って思いますよね。僕だってそう思っていました。
「二世帯にする必要なんて、あるの?」 当時は本気で悩みました。
父には、長年の夢がありました。
「自分の家を建てること」
でも、定年間近の父には、大きな壁が立ちはだかっていました。住宅ローン問題です。
父の夢を叶えてあげたい。でも、自分の人生はどうなる…?
めちゃくちゃ葛藤しました。
二世帯住宅に住み始めて数年経った今、僕が思うこととは…。
父の夢と、僕自身の人生の選択。
そして現在の妻への感謝。妻は偉大です。
1.マイホームが夢だった父
僕の父には長年の夢がありました。
自分の家を建てること。
父は自分の親が建てた家を増築して住んでいました。
自分で一から家を建てたことがありません。
退職のタイミングで家を建てたいと考えていて、
退職金をある程度使って、念願の自宅を建築する計画だったんですよね。
2.立ちはだかる壁:65歳からの住宅ローン
定年は65歳。
当然35年ローンは組めません。
僕からすれば
「確信犯やろ」
とは思っていますが。
65歳から35年ローンで90歳…いやいやいや。
そんなことは無理に決まってます。
「退職金全部使っちゃいーや」
とはさすがに言えるわけもありません。
それこそ一生金銭面でお世話が必要になります。
リレーローンしかありません。(ペアローンとどっちが良いかはプロに聞いてください)
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3.父の提案:二世帯住宅を建てる気はないか?
そうして、二世帯住宅という選択肢が上がりました。
ぼくが共同で名義に入ることで、ローンを組むことが可能に。
父の夢を叶えつつ、将来的にはぼく世代だけにもなるし広々使える。
一石二鳥の解決策だったわけです。(父からすれば)
4. 20代独身、人生を左右する決断の時
結局、家族で話し合いを重ね、二世帯住宅を建てることに決めました。
(話し合ったかな?多分)
この決断は、その後のぼくたち家族の人生に大きな影響を与えることになります。
選択肢が狭まるということです。
5.僕が父の夢に賛同した理由
- 結婚願望がなかったため、リアルさが足らなかった
(想像力の欠如) - 当時出張ばかりで、賃貸の家賃がもったいないと感じていた
- 父との関係がまだ対等ではなく、言いなりだった部分がある
メリットを感じた部分もあります。
でも、当時20代でまだ父との関係性はフラットではなく、情けない息子のままだったことも一つの要因です。
6.振り返って思うこと
今振り返ると、20代の独身の僕には重すぎる決断だったかもしれません。
- 父の夢を叶えるお手伝いができたこと
- 結果的に今幸せに暮らせていること
- 夫婦共にやりたい仕事ができている
結果論ですが、「まあよかったか」と思えています。
すべて妻が一緒に暮らしてくれる決断をしてくれたおかげです。
≫二世帯住宅に住むぼくが彼女を作れたワケ【裏側を暴露】(リンク)