同居でも夫婦と子どもだけで出かけたい|義父母への伝え方と予定の決め方

大人と子どもの靴、外出用のバッグを描いたイラスト

同居していると、外出の予定を話しただけで、義父母も一緒に行く話になってしまうことがあります。夫婦と子どもで過ごしたい日もあるのに、誘わないと悪い気がする。そんなときは、今回誰と出かけたいかを夫婦で決めてから、親へ予定を伝える順番を考えます。

予定を知らせることと、同行を誘うことは別です。まだ誘っていないなら今回の参加者を伝え、すでに誘った人がいるなら、その本人から変更を相談する。親を誘わない日の埋め合わせとして、別の外出を約束する必要はありません。

以下の文例とメモは、家庭で相談するための架空の提案です。筆者宅の出来事や実際の家族の発言ではありません。「夫婦と子ども」の部分は、家族構成に合わせて変えられます。

今回の外出を誰と過ごしたいか、先に夫婦でそろえる

親へ声をかける前に、今回したいことと参加者を夫婦で話します。まずは次の一回。「これからはずっと親を誘わない」と、先の予定までまとめて決めなくてもよいと思います。

次の外出の参加者を、夫婦で先に相談する場面のイメージ
親へ予定を話す前に、夫婦で相談する場面のイメージ

たとえば、土曜の午前に公園で子どもとゆっくり遊びたい場合。次の四つを確かめると、希望と約束済みのことを分けられます。

  • 目的:今回、何をして過ごしたいか
  • 参加者:誰と行く予定にしたいか
  • 伝える人:親へ誰が話すか
  • 誘いの有無:すでに誰かが親へ声をかけていないか

一方は親も誘いたい、もう一方は夫婦と子どもで過ごしたい。希望が違うときは、何を望んでいるのかを聞くところからです。子どもと遊ぶ時間を取りたいのか、親にも会う機会を作りたいのかで、相談する予定も変わります。

今回は子どもとゆっくり過ごしたい。お母さんを誘う前に、誰と行くか二人で決めたい。

架空の文例:夫婦で希望が違うとき

希望がそろっていない間に誘うと、夫婦の相談に加えて、親へ伝えた約束も調整することになります。「どちらでもいい」で流さず、まだ決まっていないことも二人で確認したいところ。子どもの希望は聞いても、祖父母の同行を断る役にはしません。

親を誘わない日は、今回の参加者を明確に伝える

「土曜に出かけるよ」だけでは、一緒に行くつもりなのか、お知らせなのかが分かりにくい家庭もあります。そんな場合は、今回の参加者を言葉にします。次は、親へ食事を頼んでいる家庭を想定した架空の文例です。

  • 今回の予定:「土曜は、今回は私たち夫婦と子どもで出かける予定にしているよ」
  • 頼んだ用事の変更:「お昼も外で食べるので、私たちの分は用意しなくて大丈夫だよ。お願いしていたのに変更してごめんね」

「家族だけで行くから」という表現は、親を家族に含めていないようにも聞こえます。誰と過ごす日なのかを具体的に伝えるほうが、今回の話に絞れますね。断るために架空の用事を作ったり、子どもへ秘密にするよう頼んだりする方法にはしません。

食事や迎えをお願いしているなら、その段取りに関わる変更は別に連絡します。同行の相談から行き先の報告へ話が広がる場合は、外出先の説明と、食事や迎えに必要な連絡の分け方で整理しています。

「一緒に行きたい」と言われたときは、状況ごとに返す

親から「一緒に行きたい」と言われたときは、まだ誘っていないのか、誰かがすでに誘ったのかを分けます。誘い済みなら、相手が一緒に出かけるつもりで準備していることも含めて相談する必要があります。

今回の外出について、誘いを伝えた大人と親が相談する場面のイメージ
同行の希望や予定の変更を、大人同士で相談する場面のイメージ
状況先に確認すること返事の例
まだ親を誘っていない今回の参加者を夫婦で決めているか今回は私たち夫婦と子どもで行く予定だよ。一緒に出かけるときは、予定を相談してから誘うね。
配偶者が親を誘っていた誰が何を約束し、予約や費用が発生しているか先に誘ってしまったけれど、今回は夫婦と子どもで過ごす予定だった。変更を相談させてほしい。
何度も同行を求められる今回だけの話か、誘う順序が毎回曖昧なのか毎回みんなで出かける前提にはせず、その都度誰と出かけるかを決めたい。
同行を求められたときの返事(家庭に合わせて変える架空の文例)

まだ誘っていないなら、希望を聞いたうえで、今回の予定は変えない返事を選べます。何度も言われる場合も、子どもに「おばあちゃんは来ないで」と言わせず、大人同士で話す用件です。

すでに誘っていた場合は、誘った本人が経緯を説明します。「妻が嫌がるから」と配偶者だけを理由にせず、夫婦で今回どう過ごしたいのかを自分の言葉で伝える。予約や支払いがあるなら、変更できる内容と、すでに生じた負担も確認します。

変更を伝えれば必ず納得してもらえるわけではありません。相手の返事を聞き、今回の扱いと、次からは夫婦で話してから誘う順番を分けて相談します。夫から自分の親へ伝える場面は、夫が自分の親へ伝えるときの考え方でも扱っています。

親と出かける日は、別の予定として相談する

親と一緒に過ごしたい日があるなら、その予定は別に相談できます。ただ、今回誘わなかった分を必ず返すような約束にすると、次の外出も断りにくくなります。

  • 一緒に過ごしたい希望が双方にあるかを聞く
  • 今回誘わない代わりに、別の一回を約束する形にしない
  • 親にも、都合や気分に合わなければ断れる余地を残す

実際に一緒に行きたい予定があるなら、こんな誘い方もできます。日付や内容は、相手の希望も聞いて決めるための文例です。

来月、都合が合えば一緒に公園へ行こうか。行きたい日があれば教えてね。

架空の文例:別の日に一緒に出かけたいとき

次の予定がまだ浮かばないなら、その場で日付を約束しなくてもよい。寂しそうに見えたからと、毎月の外出を新しい決まりにする前に、自分たちも続けたい予定かを考えます。

次に一緒に出かけたい予定ができたら、お互いの都合を相談しよう。

架空の文例:次の約束はまだしないとき

毎月何回がちょうどよいかは、この文例だけでは決められません。親との時間を持ちたい気持ちと、毎回一緒に出かける約束は分けておけます。

一度試した後は、誘う順番と伝える人を見直す

次も同じやり取りになったら、どこで予定が変わったかを振り返ります。夫婦の相談前に親を誘っていたのか、参加者の伝え方が曖昧だったのか、その場で返事を変えたのか。見直す箇所はそれぞれ違います。

話した内容は、次の一回のメモに残せます。下の表は、公園へ行く家庭の架空の記入例。空欄から相談してもよく、担当や参加者を全家庭で同じにするものではありません。

確認項目記入例
今回したいこと土曜の午前に公園で子どもと遊ぶ
今回の参加者夫婦と子ども
親をすでに誘っているかまだ誘っていない
親へ予定を伝える人その親の実子が伝える(今回二人で決めた担当)
伝える内容今回は夫婦と子どもで出かける予定
頼んでいる用事への変更食事や迎えを頼んでいる場合は、変更する内容を別に連絡する
次回の前に見直す点夫婦で話す前に誘いを出していないか
次の外出を決めるメモ(架空の記入例)

記入しても意見が違うところは、未定のまま残して相談を続けます。一度決めた伝え役が負担になっていないかも、次の予定の前に確かめられます。

同居でも、誰と過ごす日かをその都度決めてよいと思います。まずは次の一回について、夫婦で話してから親へ伝える。その順番を試し、うまく伝わらなかった点を一つずつ見直していければ。

外出以外でも私生活への口出しに困っているなら、親世帯と子世帯がほどよく干渉しないための考え方へ。今回は同行する人の相談に絞り、別の困りごとは場面ごとに考えられます。

次の外出を考えるための、メモ帳と外出用バッグのイラスト
次の一回の予定をメモに残すイメージ